MIDI by たつや


 

P O E M







悲しい思い せつない思い ささやかな幸せ・・・
                           折に触れて感じたことを詩に託して・・・                  Main






〜 複雑な思い 〜


苦しい時も 悲しい時も
あなたはいつも私を見てくれている
あなたの足跡が少しだけ
私を奮い立たせてくれている

でも・・・

私の惨めな姿
あなたにあまり見せたくないの
あなたが心配するから
あなたを悲しませたくないから
私が幸せで輝いているのを
あなたは見たいでしょ?

そう思いながらも 心のどこかで
そんな私も見せたくない気もするの
あなたと輝きたいから・・・






* この「複雑な思い」にネットフレンドの岐阜のみよちゃんが、
MIDIで素敵な曲を付けて下さいました。
曲を聴きたい方はこちらからどうぞ。⇒ MIDI “複雑な思い”
お聴きになる時はこのページの音楽を
上左隅にあるスイッチで停止させて下さい。

* みよちゃんのサイトには自作の素敵な曲がたくさんあります。
また、編曲者の万五郎さんの歌声も聞く事が出来ますよ♪


みよちゃんの新館・音楽館 ⇒ Click!








〜 忍 〜


誰よりもあの人が好き
例えそれが人の道に逸れたとしても
好きだという気持ちはどうしようもない
あの人と知り合って
少しずつ育った気持ちだから・・・

遊びじゃない 真剣な心
どんな形であれ
愛は尊く 愛は神聖

だけど

今ある愛を犠牲にして
心のままに動くのは
あの人の望みではない
私も・・・出来やしない
そっと心の中で思い続けるのも愛
ひとつの愛の形・・・
分かる 分かっている
けれど けれども・・・

思う心をじっと抑えて
今日もあの人の気配を感じている
いつか・・きっと・・
虚しい夢を抱きながら・・・







〜 D r e a m 〜


随分前の話
あの人と手を繋いでいる夢を見た
あの人が私の手を引いている
あの人の笑顔
白いワイシャツが爽やかで・・・

一緒に行こう・・・

あの人が私の手を引いて
このマンションの階段を下りて行く
あの人と一緒に居ることの喜び

これから何処へ行くの・・・?

はっと目が覚めた
現実の中の私 寂しい私
あの人なんて何処にもいやしない
いる訳がない・・・

もう一度あの夢を
いいえ 出来れば夢の続きを
あの人と私 何処へ行ったの?
幸せになれたのかな?
夢でしか逢えない私たち
せめて夢の中では一緒にいたい
一緒にいたいの・・・

Dream...儚い夢
せめて夢の中で あの人と私・・・







〜 あ な た の 気 配 〜


静かな冬の0時過ぎ
あの人にメールで
メッセージとチョコの画像を送った
今日はバレンタインデー
女性が大切な人に愛を告げる日


いつも見守ってくれてありがとう・・・


返事が来なくてもいい
あの人が見ていてくれさえすれば・・・
別れて2年経ったけれど
あの人は今も
どんな様子か見に来てくれている
見守ってくれている・・・

返事はなかったけれど
たくさん付いたあの人の足跡が
あの人の精一杯の答え あの人の気持ち
ありがとう・・・


今日もあの人の足跡
何時までも私を見ていてね・・・







〜 変 わ ら ぬ 思 い 〜


ある日の冬の昼下がり

暖かい日差しに包まれあなたを思う

音楽は思い出の“To Love Again”

私の胸に悲しく響く

ネットに向ってあなたを思う

あなたと私の繋がりは

このネットだけしかないなんて

あなたが残した気配を眺めては

楽しき日々を思い出す・・・

どうにもならない思いを抱き

写真のあなたを見つめてる・・・

赤い糸の伝説

あなたと繋がっていたら良いのにな・・・







〜 鳥 〜


粉雪混じりの寒風を受けながら
鳥が冬枯れの樹の枝にとまっている
風にその羽毛をなびかせて
じっと目をつぶって耐えている
過ぎ去りし日々を思いながら
光りに満ち溢れた
青葉茂りし日々を思いながら
じっと耐えている・・・

時折照らす陽光の暖かさ
でも気まぐれな冬の天気は
照っては隠れ 照っては隠れ
流れる雲に翻弄されている

あの暖かな太陽の光りに満ちた空
翳りひとつもない空で飛んだ頃
生きる喜び感じ
大きく羽ばたく心地良さ
今は微塵も感じられない・・・

冬枯れた野原を見下ろし
寒さに耐える一羽の鳥
何時までそうしているのだろう・・・







〜 何 処 へ 〜


鉛色の雲に覆われた空
刻一刻と忍び寄る冬の気配
風は冷たく 木の葉舞い散る
かさかさと
乾いた音をたてながら
風に身をゆだねる落ち葉たち
落ち着く所は何処なのか
かさかさ かさかさ

我が心も何処へ行かん
風に踊らされ
無機質な地面を
舞い上がっては落ち
落ちては飛ばされ
彷徨い 漂い
落ち着く大地が見つからない・・・

かさかさと
乾いた音をたてながら
今日も風に身を任す・・・







〜 何 時 ま で 続 く こ の 思 い 〜


変わらぬ思いを抱きつつ
過ごす我が身の苦しさよ
あれは幻だったのかと
時々思いはするけれど
真にあった楽しき日々
メールにあるあの人の言葉
すべてがあの頃を蘇らせる・・・

染まるものなら染まりたい
あの人の色に染まりたい

でも・・・

それは決して叶わぬ事
よほどの事が無い限り
決して成就はしないのだ・・・

くすぶり続けるこの思い
何時まで続くというのだろう・・・







〜 紅 葉 の 如 く 我 が 恋 も 〜


穏やかな秋の日差しを浴びて
赤や黄の紅葉が輝いていた
忍び寄る冬を前に
最後のきらめきを見せる木々の
美しい饗宴に心癒された・・・

思えばとうに終わりし我が恋も
この紅葉の如く例えられるだろう
激しく燃えて 輝いて
逢いたい思いを募らせながらも
遂げる事が出来ずに散ってしまった・・・

燃えるように美しかった紅葉も
日が経つ毎に1枚また1枚と散りゆき
そしてはらはらと散っては
風に身を任せてかさかさ舞う
ただの色褪せた落ち葉になる

そして・・・

やがて来る冬の雪に覆われて
少しずつ土へと還り
新しい大地の生命を
育てる肥しとなってゆくのだ・・・

これと同じく我が恋も
輝きを無くし 何時の間にやら時を経て
楽しかった思い出へと変わりゆく
あの人の残した言葉を胸に抱きつつ
新しい自分へと昇華させる・・・

燃え立つ様に赤き葉を
悲しき思いでひとり見る・・・







〜 迷 子 の 私 〜


私は今 迷子になっている
暗い森の中を彷徨って
何度も何度も 同じ道を歩いている


出口は何処
どうしたら良いの・・・


焦りながらも見つからない
光に満ちた 希望の世界
明るい未来に続くという道を・・・
見つけなきゃ 
早く見つけて 脱出しなくちゃ・・・


そう思いながらも今日もまた
迷いの森を ひとり彷徨う・・・







〜 歩 き 出 す の は い つ・・・ 〜


私の中で止まってしまった時間
あなたと別れた時から
ずっと止まったままなのです
歩き出そうとしても
前に進めず
あなたへの思いを断ち切れずに
もがき苦しみ そして悩み
誰にも言えないこの思いを
ひとり持て余すのです・・・


本当にあなたはずるい人・・・
私の心を奪ったまま
私をひとり 孤独の海へ置き去りにして
時折 足跡を残しては
私の心をかき乱す・・・
忘れよう 忘れたい 忘れられない
ドラマの歌ではないけれど
忘れようにも忘れられない
あなたとの時間 楽しい日々・・・


あなたも苦しんでいるのですか
あなたの気持ち
聞かせてください・・・







〜 君 想 う 夜 〜


あなたを想って今日もまた
眠れぬ夜を過ごしてしまった
あなたの寝顔が見たい
あなたの寝息が聞きたい

そして・・・

あなたの胸に耳を押し当てて
命の鼓動を聞きたいの・・・

なのにあなたは遠い空の下
逢いたくても逢えない
声が聞きたくても聞けない
許されない愛 禁断の愛

あなたは今何してるの
あなたも私と同じように
眠れない夜を過ごしているのだろうか
あなたと過ごした日々を思い出し
あなたの気配を感じながら
眠れないままに朝を迎える・・・

君想う夜 眠れない夜
今でもあなたが好きです・・・







〜 消 え ゆ く 炎 〜


あの人と別れて
毎日が涙で沈んでいた
あの人に愛の言葉を送らない日は
ほとんどなかった
別れてなお
あの人の大切さを知った

時折感じるあの人の気配・・
それだけでも
喜びを見出せるようになったのに
あの人の気配すら
感じられなくなって来た

日々の忙しさに
あの人と私を繋ぐ
ネットさえもしなくなった今
あの人への思いが
だんだん思い出と化し
あんなにも燃えていた恋の炎が
静かに 静かに
だんだん小さくなっていく・・・

あの人と別れて2度目の春
花々が咲き乱れ
木々の芽が萌え出でても
私の心は華やぐことなく
暗く深い海の底に沈んだままなのです

そんな私の心に一筋の光を
照らし続けている人・・・
その人の愛に応えようとしても
応える事が出来ずにいる
あの人の存在が
どれだけ大きかった事か・・・

あの人を記憶の片隅に
置き去りにしたくはないけれど
だんだん薄れていく
あの人への思い・・・
消えゆく恋の炎を
再び燃え上がらせて・・・
to love again・・・







〜 福 島 の 冬 〜


灰色の空の下に広がる銀世界
風が細やかなパウダー・スノーを
再び空へ巻き上げる・・・
厳しくも美しい東北の冬景色

阿武隈川には今年も
たくさんの白鳥と鴨が訪れ
羽を休めたり 泳いだり
思い思いにくつろいでいる
鳥達の声で賑う水辺に
鳥と戯れる子供と大人
和やかで 
ゆったりとした時の流れを感じる

窓から見える吾妻山
冬のベールに覆われて 
その姿を見せることもない
ベールの向こうに広がるのは
激しい吹雪か 静寂か

ふんわりとした雪に覆われ
やがて来る春の訪れの為に
木々たちは眠り
福島の大地は 長い 長い
休息の時を迎えるのだ・・・







〜 距 離 〜


一度はあなたと離れてしまった距離

何気なく書いた私のメールに

あなたの返事が届く

返事を望んで今までずっと書いて来たメール・・・

送る回数も減り

私には届かない存在になったのだと

諦めかけていた・・・

メールの中に

あなたの名前を見た時の不安と喜び

不安が消え 喜びだけが満ちた時

私の心は平穏になる・・・

あなたと私の距離

縮まってくれたのだろうか・・・

-------------------------( 2003.12.5 )






〜 焦 燥 〜


なんだろう この気持ち
胸が締めつけられ 落ち着かない
やり場のない苛々 焦燥感
時折大声で叫びたい衝動に駆られる

追えば逃げられ 遠のくあなた
ショパンの「ノクターン20番」が心に迫る
なんて悲しい音楽なんだろう・・・
苦しい・・・
息が詰まるような 深い悲しみ

この思いを沈められるのは
あなたの言葉 あなたの心
あなたの優しさなのに・・・
それなのにあなたは来ない
私の気持ちとは裏腹に 
あなたはだんだん遠ざかって行く・・・

静まれ 私の気持ち
静まれ 熱い思い
どうにもならない 私の恋・・・







〜 あ の 子 〜


アルバムを開けば 懐かしい笑顔
ここにも ここにも 
そして ここにも・・・
あの子が生きて来た人生の一部
命の輝きの瞬間が 
写真の1枚1枚に 閉じ込められている・・・

赤ちゃんからだんだん大きくなって
栗色の長い髪をきらめかせ
おすまし顔のよく似合う やさしい少女になった時
あの子の命は無残にも
線路の上で消えていった・・・

きらきら輝いていたその瞳で
最後に何を見ていたのか
列車は何故見えなかったのか・・・

何故?どうして?
写真のあの子に問いかけてみても
今日も静かに笑っている






* またまたネットフレンドの岐阜のみよちゃんが、
MIDIで素敵な曲を付けて下さいました。
曲を聴きたい方はこちらからどうぞ。⇒ MIDI “あの子”(2007.6.24完成)
お聴きになる時はこのページの音楽を
上左隅にあるスイッチで停止させて下さい。









〜 今日まで そして明日から 〜


このまま過去の思い出となってしまうのかと

思っていたあの人との思い出・・・

でも それはやって来た

待って 待って 待ち焦がれていた

あの人からのメール・・・

辛かった 悲しかったこの9ヶ月

それが1通のメールで

幸せで バラ色な世界に見えて来た

ありがとう あなた

ありがとう あなたのやさしい心







〜 祈 り 〜


好きだから 言えない言葉がある
好きだから 逢えないことも
形はないけど
見えないものを信じて
耐えるのも愛・・・

辛くても 悲しくても信じる
あなたと私の心のつながり・・・
返事がなくても
愛情の絆を信じて
生きていく・・・

今宵も あなたの幸せを
あなたの息災を
夜空を見上げて 
祈る 祈る ただただ祈る・・・

これが 
あなたへ贈る
精一杯の 私の愛







〜 宇 宙 〜


寂しくなった時 悲しい時
ふと夜空を見上げる
たくさんの星たちが静かに瞬いている
中でも赤く 際立って輝いている星は
火星なんだろう・・・

地球は太陽系の惑星のひとつに過ぎず
太陽系もまた 果てしなく広がる
気が遠くなるほど 無限な
宇宙の一部に過ぎないのだ
そんな宇宙の一角の 小さな小さな惑星で
己が意見を主張し 諍いし傷つけあう
人間たちの愚かしさよ・・・

無限に広がる宇宙から見たら
私の存在なんて ちっぽけなもの
だけど この存在こそが 
宇宙で生まれた奇跡のひとつ
やがて迎えるであろう 終焉の時まで
この奇跡を無駄にする事なく
一生懸命輝いて
悔いなく時を過ごしたい・・・

今日も静かに星たちは輝く
静かに 静かに
今日も静かに・・・







〜 分 骨 〜


あの子が逝って 1年3ヶ月
お寺の本堂の片隅で ひっそりと眠っている
元気で 陽気で 頑張り屋の
あの子が残したものは 
9年間の思い出と 遮断機と警報機
そして
あの子を支えていた骨だけ・・・

未だに墓に入れない
あの子の骨の一部を
郷里の墓に納めることにした

父親が用意した白くて小さい骨壷に
お坊さんが素手で
掴んでは入れ 掴んでは入れ
入れる度に壷を揺さぶっては入れている・・・
その度にかさかさと乾いた音が 
静かなお寺の本堂に鳴り響く・・・

私は泣いた
堪え切れずに泣いてしまった 
頬をいく粒もの涙が流れていく・・・
あの子が あんなに元気だったあの子が
どうしてこんな事になったのか
かさかさと乾いた音を立てながら
あの子は2つに分けられた・・・・

ああ わが子よ わが子
愛しきわが子よ 蘇えれ・・・







〜 十 五 夜 〜


今夜は十五夜 中秋の名月
昨夜の月は綺麗だった・・・
なのに今日は南からやって来る
大きな嵐のせいで
見られないかもしれない・・・

福島の空はどんよりとした
灰色の雲に覆われて 重たく沈んでいるよう・・・
あの人が住んでいる空も 果たしてそうなのだろうか

どんなに遠くに離れていても
あの人が見る月と 私が見る月は
同じ月なのです・・・

どんなに遠くに離れていても
あの人の心と 私の心が
見えない糸で繋がっている・・・
そうだと私は信じたい・・・

十五夜の今日
あの人は夜空を見上げるでしょう
私も空を見上げるでしょう
どんなに遠くに離れていても
あの人が見上げる空と 私が見上げる空は
ひとつの大きな空
同じ空の下に生きているのです・・・







〜 赤 と ん ぼ 〜


夕日に染まった大海に 翅を休める場所もなく
ただひたすらに
飛び続けている赤とんぼ
夕日を浴びてなおさら赤く
疲れてもなお飛び続ける 飛び続ける


どうして海に出て来たか
訳も分からず ひたすらに
飛び続けている1匹の赤とんぼ・・・


沈みゆく太陽に慄きながら
激しく揺れる大海に
翅を休めようにも休められない
波が邪魔する 拒んでいるかのように・・・


ああ海よ
私に休む場所をください
静かに休める流木を・・・


海に彷徨う赤とんぼ
何時まで飛び続けるというのか
その命果てる時まで 飛び続けるのか・・・







〜 月 見 草 〜


夜が更けて
ひとり待ちます 月見草
やさしく揺らす 夜の風
心震わせ 花開く

夜のしじまに そっと咲く
一輪の花 月見草
やさしく揺らす その風に
戯れながら 花開く

嗚呼 風よ
出来れば君といつまでも
こうして一緒にいたいのです
風と共に行きたいの・・・

夜露に濡れて月見草
風と戯れ花開く・・・







〜 彼 方 へ 〜


カモメよ 空を飛んでゆけ
空と海の中空を 風と共に飛んでゆけ
金色に輝く空の道を辿って
一途な愛とやさしさを
遠い国へと運ぶのだ・・・

青い海と青い空
やがて水平線で溶けあい 混じりあう・・・

かもめよ
同じ青空の下に住んでいる
未だ見ぬ人に 思い運んで・・・







〜 雷 〜


暗雲立ち込める空に 一筋の閃光が走る
まるで空を分かつように 切り裂くように
また走る 走る 幾筋もの雷
耳を劈く雷鳴とともに 暗雲は広がり行く・・・

やがて空から はらはらと
涙のような雨粒が ぽつりぽつりと
地面を濡らせば 突然に
土砂降りの雨が降って来た・・・

ああ空よ 何故にそんなに荒れるのか
我が心の叫びを聞いたのか
静まれ 空よ
静まれ 我が心・・・

山は立ち昇る気流と雲に覆い尽くされ
その姿を見せる事もない










inserted by FC2 system